麻酔科医である。

でもここで自分の仕事がどんな内容なのかをいちいち紹介するつもりはない。
なので、ただ単に都内に勤務する36歳の医師でもいいわけだが、一応このくらいまでは自己主張しておく。

36歳で独身の医師である。

実は30,40の独身の医者は別に珍しくない。
近年晩婚化傾向にあるのは医者だって同じだ。

だが私は結構女性からアプローチを受けることがある。

別に医者になる前の学生時代からそうだった。

人の前でそわそわしだす女子、好印象を与えてあわよくば...と思っているのがありありな女性たち。

痛い...。痛すぎるほどその期待感が重圧だ。


異なるタイプでは、ストレートに付き合って欲しいだの、彼女はいるのか私はどうかと効いてくる女性もいた。いや、今も居る。最近は特にこの手が多い。
多分自分の見た目に自信があるんだろう。
36歳の医者がまだこんなところに余ってた!とばかりに目を輝かせてアプローチしてくる。

正直に言うと、私から見ると彼女たちはみな、小型の犬に見える。
不自然に人の手によって品種改良された小型犬。毛質、毛の色、顔形、スタイル、室内で買うようにならされたある意味ではその性質までも。
だいたい改良とは、何を対象にした上での「良」なのか?
対象を少し変えたらあっという間に逆の評価しか与えられないことになりかねそうな危うい「改良」よ・・・・。

さすがに人は犬とは恋愛はできない。

2011年11月

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